屋根の下地材に用いるコンパネとは:リフォームで知るべき合板の種類とその使用法
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屋根のリフォームを検討する際、下地材の選択は重要な要素の一つです。
中でもコンパネとは、コストの面から使用されることがありますが、果たして本当に適切な材料なのでしょうか。
ここでは、屋根リフォームに用いるコンパネについて、その特性や耐用年数、劣化の原因などを詳しく解説します。
目次
□屋根リフォームに用いるコンパネとは?合板の種類と適用場所
屋根のカバー工法において、下地材としてよく使われるのが合板です。
合板には大きく分けてコンパネ、ベニヤ、構造用合板の3種類があります。
1:コンパネの特徴
コンパネは、コンクリートの型枠として主に使用される合板です。
防水性が高いものの、見た目の美しさには欠けます。
構造用合板と比べると安価なため、消耗品的な用途で用いられることが多いのが特徴です。
2:ベニヤの特徴
ベニヤは、木を薄くスライスした板材です。
加工のしやすさからDIYでもよく利用されています。
化粧板が貼られたタイプは内装材として、普通のベニヤは壁や床の下地材として使われるケースが多いです。
3:構造用合板の特徴
構造用合板は、住宅建築に広く使われている合板です。
コンパネやベニヤと比べて高い強度を持ち、屋根の下地だけでなく床や内装にも用いられます。
4:屋根リフォームに適した合板
屋根のカバー工法では、通常は構造用合板が使用されます。
しかし、コストを抑えるために、一部の業者がコンパネやベニヤを使うこともあります。
ただし、これらの合板は本来の用途と異なるため、耐久性などの面で問題が生じる可能性があるのです。
□コンパネの耐用年数と劣化の原因
たとえコストが安くても、屋根材として適さない合板を使ってしまっては、かえって損をする恐れがあります。
ここでは、コンパネを屋根の下地に使用した場合の耐用年数と、劣化の原因について見ていきましょう。
1:コンパネの耐用年数
屋根下地にコンパネを用いた場合、その寿命は約20〜30年とされています。
一方、屋根材である瓦自体の寿命は60年ほどあるため、その間にコンパネを3回ほど交換する必要が出てくるでしょう。
2:コンパネ劣化の主な原因
コンパネの劣化を早める最大の原因は、上部の防水シートや瓦の劣化です。
これらの材料が損傷することで、雨水などがコンパネに直接触れ、結果的に腐食やカビ、ふやけなどを引き起こします。
3:コンパネの耐久性を高めるには
コンパネをできるだけ乾燥した状態に保つことで、ある程度耐用年数を延ばすことは可能です。
屋根裏に換気口を設けたり、室内からの湿気を断熱材で遮断したりするのも一つの方法でしょう。
ただし、湿気を完全に防ぐのは難しく、徐々に劣化は進行します。
□まとめ
屋根のリフォームに際し、下地材としてコンパネを使用するのは必ずしも得策とは言えません。
コンパネは防水性に優れていますが、本来はコンクリート型枠用の合板であり、屋根材としての強度や耐久性には疑問が残ります。
屋根の下地には、本来、構造用合板を用いるのが一般的です。
コンパネを使う場合、たとえ安価だとしても、20〜30年での交換が必要になります。
長期的に見れば、むしろ余計なコストがかかってしまう恐れがあるのです。
専門家に相談し、適切な資材を選ぶことが、結果的に賢明な選択と言えるでしょう。
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