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雨仕舞とは:基礎知識と住宅保護への影響を解説

塗装・工事の豆知識 2024.06.15 (Sat) 更新

 

みなさん、こんにちは!! 外壁屋根の塗装専門店深井塗装です!
深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型外壁塗装専門店です。

◎深井塗装のサービス内容
外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事

家は私たちの生活の基盤であり、安全で快適な住環境を維持することは重要です。
その中でも、雨漏りは住宅の耐久性と居住性を大きく損なう問題です。
本記事では、雨漏り防止の鍵となる「雨仕舞」について詳しく解説します。
雨仕舞の基本的な概念や重要性を理解し、効果的な施工方法を知ることで、大切な住まいを長期的に守るためのヒントが得られるでしょう。

□雨仕舞とは何か?

雨仕舞とは、住宅への雨水の侵入を防ぐための仕組みや構造、水に対する建物の処置全般を指す言葉です。
単に水の浸入を防ぐだけでなく、雨水をどのように誘導し、排水するかという考え方も含まれます。

1: 雨仕舞と防水の違い

防水が水を完全にブロックすることを目的とするのに対し、雨仕舞は雨水の通り道を設けて適切に排水することも重視します。
雨仕舞では、平常時だけでなく台風などの非常時の水の流れも想定し、排水の仕組みを設計します。

2: 毛細管現象への対策

ぴったりと重なった面に水が入り込むと、表面張力によって水が内部に浸透してしまう現象を「毛細管現象」と呼びます。
雨仕舞では、適切な隙間や通気のための空間を設けることで、この現象を防ぎます。
単に隙間をなくすのではなく、水の浸入を防ぐための工夫が必要なのです。

3: 雨仕舞の重点箇所

雨仕舞において特に注意が必要なのは、屋根や壁など異なる部材が交わる境界線や端の部分です。
これらの箇所での処理が不適切だと、雨水が建物内部に侵入し、劣化や雨漏りの原因となります。
建物全体を見渡し、重点箇所を的確に処理することが雨仕舞の肝要です。

□雨仕舞による雨漏り防止

適切な雨仕舞がなされていても、時間の経過とともに劣化が進行し、雨漏りが発生することがあります。
ここでは、雨仕舞の劣化要因と、雨漏りを防ぐためのメンテナンス方法を解説します。

1: 雨仕舞の経年劣化

雨仕舞に使用される材料や部品は、紫外線や温度変化などの影響で劣化していきます。
防水シートのひび割れや、金属部分の腐食などが進行すると、雨水の浸入を許してしまいます。
定期的な点検と補修により、劣化を早期に発見し対処することが大切です。

2: 施工の不備による問題

雨仕舞の効果を十分に発揮するには、正しい施工方法が不可欠です。
例えば、防水シートを張る際は、下から上に向かって重ねていく必要があります。
逆向きに張ってしまうと、シートの継ぎ目から雨水が浸入してしまいます。
施工業者の選定や、施工状況の確認にも注意が必要です。

3: 自然災害への備え

台風などの強風により、雨仕舞の部材が損傷を受けることがあります。
また、雨と風が同時に襲来すると、雨仕舞が正常に機能せず、雨水が建物内に溜まってしまう恐れもあります。
日頃からの備えと、災害後の点検・補修を怠らないことが肝心です。

 

□まとめ

雨仕舞は、住宅を雨漏りから守るための重要な仕組みです。
雨水の浸入を防ぎつつ、適切に排水するための工夫が随所に施されています。
一方で、経年劣化や施工不良、自然災害などによって、雨仕舞の機能が損なわれることもあります。
住まいの長期的な保護のためには、雨仕舞の基本的な概念を理解し、定期的なメンテナンスを欠かさないことが肝要です。
本記事が、雨漏りのない快適な住環境の維持に役立てば幸いです。

 

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