エフロレッセンスとは?発生原因と最新の対策方法
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建物の美観と安全性を保つために、エフロレッセンスの発生は見過ごせない問題です。
エフロレッセンスは単なる汚れではなく、コンクリートの内部劣化を示す重要なサインです。
放置すれば、建物の構造的な問題に発展し、高額な修繕費用や事故のリスクにつながります。
この記事では、エフロレッセンスの危険性と最新の対策技術であるIPH工法について解説します。
あなたの大切な資産を守るために、ぜひ参考にしてください。
□エフロレッセンスの危険性とは?
エフロレッセンス(白華現象)とは、コンクリート表面に白い汚れが現れる現象ですが、その実態は深刻です。
以下の過程で発生し、建物に重大なダメージを与えます。
1:コンクリート内部の水酸化カルシウムが、ひび割れから浸入した水分に溶け出す
2:溶け出した水酸化カルシウムが、外気の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムに変化
3:炭酸カルシウムが乾燥・結晶化し、白い粉状の物質として表面に現れる
このプロセスにより、コンクリートからアルカリ成分が流出し、中性化が進行します。
その結果、以下のような深刻な問題が発生します。
・コンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、ひび割れがさらに拡大
・鉄筋の劣化により建物の構造強度が低下
・錆びた鉄筋の膨張によりコンクリートが剥がれ落ちる「爆裂」が発生
従来の補修方法であるUカット工法では、表面的な処理にとどまるため再発のリスクが高いのです。
エフロレッセンスを放置せず、根本的な解決を図ることが資産価値の維持に不可欠です。
□エフロレッセンス対策の最先端:IPH工法の紹介
エフロレッセンスによるコンクリートの劣化に歯止めをかけるには、内部からのアプローチが重要です。
そこで注目されているのが、IPH工法です。
IPH工法は、以下の特長を持つ画期的な補修技術です。
1:コンクリートの内部(Inside)に特殊な樹脂を注入
2:加圧状態(Pressure)で樹脂を浸透させ、ひび割れを奥まで充填
3:樹脂を硬化(Hardening)させ、水の侵入経路を完全に遮断
IPH工法は、国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)にも登録された実績ある工法で、例えば広島市の平和記念公園レストハウスの復旧工事にも採用されました。
従来工法のように表面的な補修ではなく、ひび割れの根本原因に働きかけることで、エフロレッセンスの再発を防ぎ、建物の長寿命化を実現します。
IPH工法の施工手順は以下の通りです。
1:専用機材を使って、ひび割れ部分に樹脂を注入
2:樹脂を加圧しながらひび割れの奥まで浸透させる
3:時間が経過すると樹脂が硬化し、ひび割れを完全に充填
この方法により、水の侵入経路を断ち、内部鉄筋の錆びを防ぐことが可能です。
また、コンクリートの強度回復にも効果が期待できます。
IPH工法は、エフロレッセンス対策の決定版として、建物オーナーから高い評価を得ています。
長期的な視点で資産価値を守りたい方には、最適のソリューションといえるでしょう。
□まとめ
エフロレッセンスは、放置すればコンクリートの深刻な劣化を招く危険な現象です。
見た目の汚れを超えて、建物の構造的な問題に発展するリスクがあります。
従来の表面的な補修では再発を防げないため、ひび割れの根本原因に働きかけるIPH工法が注目されています。
コンクリート内部に樹脂を注入・加圧・硬化させることで、水の侵入を遮断し、エフロレッセンスの再発を防ぐことができます。
大切な資産を長く守るために、エフロレッセンス対策にはIPH工法の採用をおすすめします。
深井塗装は創業以来、地域のお客様に高品質塗装×安心をご提供するため、実績と信頼の老舗塗料メーカー「アステックペイント」の塗料を取り扱い、施工実績を積み重ねてきました!
今回も定期開催しているカラー紹介を行っていきます。
今回は「アイアンバーグ(色番号:8092)」です。
アイアンバーグは格調高い重厚感のある色味が特徴です。
全体に使うよりもツートンカラーの1階部分に使用するなどアクセントをつけることなどに向いています。建物自体の雰囲気を一気に引き締めますよ!