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パミール屋根の見分け方|劣化症状と正しいメンテナンス方法

塗装・工事の豆知識 2024.10.21 (Mon) 更新

外壁屋根の塗装専門店の深井塗装です!
深井塗装は国家資格を保有する自社職人が施行している地域密着型外壁塗装専門店です。

◎深井塗装のサービス内容
外壁塗装・屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え工事・防水工事・シーリング工事

 

屋根材の中には、塗装によるメンテナンスができない「パミール」という種類が存在します。

この屋根材は、劣化しやすいため、定期的に点検することが必要です。

この記事では、パミール屋根の説明と見分け方をご紹介します。

 

□パミール屋根とは?特徴と劣化症状

 

パミール屋根は、外装建材メーカー・ニチハが製造したスレート屋根材です。

1996年から2008年まで生産されていましたが、現在は製造中止となっています。

パミール屋根は、アスベストを使用しないスレート屋根として開発されました。

しかし、発売後、多くの住宅で劣化によるトラブルが発生しました。

パミール屋根は、他のスレート屋根に比べて、劣化しやすいという特徴があります。

 

パミール屋根の代表的な劣化症状は、以下の通りです。

 

1: ミルフィーユ化

パミール屋根は、層構造になっており、その層が剥がれてしまう現象です。
屋根材がパリパリと剥がれていく様は、まさにミルフィーユのようです。

 

2: クレーター状の穴あき

パミール屋根の表面に、クレーター状の穴が開くことがあります。
これは、屋根材の劣化が進行し、内部のアスファルトが溶け出したために起こります。

 

3: 屋根材の先端部の変色

パミール屋根の先端部が、白っぽく変色することがあります。
これは、屋根材の劣化が進行し、内部のアスファルトが酸化するために起こります。

 

4: 釘の錆びによる屋根材のズレ

パミール屋根に使用されていた釘は、メッキ処理が不十分だったため、錆びやすく、屋根材がズレてしまうことがあります。

 

これらの劣化症状が見られる場合は、早急に専門業者に相談することをおすすめします。

パミール屋根の見分け方

 

パミール屋根かどうか見分けるには、いくつかの方法があります。

 

1: 築年数

パミール屋根は、1996年から2008年まで製造されていたため、築年数がその期間内であれば、パミール屋根の可能性があります。

 

2: 図面や仕上げ表

建築当時の図面や仕上げ表が残っていれば、屋根材の種類が記載されている場合があります。
ただし、図面通りに施工されていない場合もあるため、注意が必要です。

 

3: 屋根材の先端部の凹凸

パミール屋根は、屋根材の先端部に5つの凹凸が等間隔に並んでいます。
屋根材の先端部を注意深く観察することで、パミール屋根かどうか判別できます。

 

4: 劣化症状

パミール屋根は、他のスレート屋根に比べて、劣化しやすいという特徴があります。
前述したミルフィーユ化やクレーター状の穴あきなどの劣化症状が見られる場合は、パミール屋根の可能性が高いです。

屋根に登っての点検は危険なので、専門業者に依頼しましょう。

まとめ

パミール屋根は、他のスレート屋根に比べて、劣化しやすいという特徴があります。

劣化が進行すると、雨漏りや屋根材の落下などの危険性があります☢

パミール屋根かどうかが疑わしい場合は、早急に専門業者に相談することをおすすめします👏

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